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専修学校・各種学校とは?

専修学校とは

専修学校は、昭和51年に新しい学校制度として創設されました。 学校教育法の中で専修学校は、「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図る」ことを目的とする学校であるとされ、実践的な職業教育、専門的な技術教育を行う教育機関として、多岐にわたる分野でスペシャリストを育成しています。専修学校には、入学資格の違いにより、3つの課程があります。
専修学校は、授業時数・職員数や施設・設備などの一定の基準を満たしている場合に、所轄庁である都道府県知事の認可を受けて設置されます。

各種学校とは

各種学校は、都道府県知事の認可を受けて、和洋裁・編物手芸・料理・人形・芸術舞踊など職業や実際生活に必要な技術・技能を教授する学校です。 各種学校は、昭和31年に文部省令第31号によって定められました。
学校教育法では、1修業年限1年以上(簡易に修得できる技術等の課程については、3ヶ月以上1年未満とすることができる)2年間修業時間680時間以上であることが、基準として定められています。 入学資格は特に限定はありませんが、全国で約15万人が在学し、近年の高齢化等に伴い、生涯学習の必要性が重要視されています。

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専修学校:入学資格によっての3つの課程

1.専門学校(専修学校専門課程)

専修学校のうち専門課程を設置する専修学校を専門学校と呼びます。専門学校は約3,000校あり、約70万人が学んでいます。社会のニーズに即応した柔軟かつ実用的なカリキュラムによって、 より高度な専門的技術・技能の修得を目指す教育機関であり、今や大学に次ぐ高等教育機関として重要な役割を担っています。
近年、資格の取得を目指して、大学や短期大学、高等専門学校を卒業してから専門学校に入学する学生が増加しており、平成18年度においては、専門学校入学者の8%にあたる2万2千人を数えています。 また、専門課程修了者の社会的地位の向上を図るため、一定の要件を満たす専門学校の修了者には「専門士」や「高度専門士」という称号が付与されたり、大学への編入学、さらには大学院への入学も可能となっています。

「専門士」って何?

以下の要件を満たした課程で、文部科学大臣が認めた専門学校の修了者に対しては、「専門士」の称号が付与されています。
平成18 年5 月現在、修業年限が2 年以上の学科は7,444学科ありますが、このうちの96.9%にあたる7,210学科が、「専門士」の称号が付与される課程として認められており、毎年20万人以上の生徒に称号が付与されています。

「専門士」の称号が付与される専門学校の要件

  1. 1.修業年限が2年以上
  2. 2.総授業数が1,700時間以上
  3. 3.試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること

「高度専門士」って何?

平成17年度から、以下の要件を満たした課程で、文部科学大臣が認めた専門学校の修了者に対して、「高度専門士」という新たな称号が付与されることとなりました。
平成18 年5 月現在、修業年限が4 年以上の学科は405学科ありますが、このうちの70.1%にあたる284学科が、「高度専門士」の称号を付与することができる課程として認められており、平成17年度には約6千人の生徒に称号が付与されています。

「高度専門士」の称号が付与される専門学校の要件

  1. 1.修業年限が4年以上
  2. 2.総授業数が3,400時間以上
  3. 3.体系的に教育課程が編成されていること
  4. 4.試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること

2.高等専修学校(専修学校高等課程)

高等課程を設置する専修学校を高等専修学校と呼びます。高等専修学校は、約600校あり、約5万人が学んでいます。 技能や実務面の教育に重点をおいて、社会に出てすぐに役立つ教育を行っており、高等学校と並ぶ中等教育機関として位置づけられています。

高等専修学校のうち、以下の要件を満たしたもので、文部科学大臣が指定した学科の修了者は、高等学校卒業者と同様に大学入学資格が得られることになっています。

  1. 1.修業年限が3年以上
  2. 2.総授業数が2,590時間以上 等

修業年限が3年以上の高等専修学校は平成17年5月現在、373学科ありますが、このうち約95%の学科が文部科学大臣の指定を受けています。

3.専修学校一般課程

専修学校一般課程は、入学資格として中学校卒業や高等学校卒業などの限定をしていません。誰でも自由に、専門的な知識・技術を学べるところに特色があります。 和裁・洋裁や、美術、調理など多種多様な分野があり、約200校、約4万人が学んでいます。

就職状況・社会人のための教育

専修学校は、社会のニーズに即応した様々なカリキュラムを組んでおり、社会で即戦力として活躍できる人材育成を行っています。このため、専門学校卒業者の就職率は、ほかの高等教育機関である大学や短期大学に比べ、高くなっています。
また、科目等履修生制度(授業科目をパートタイムで学習できる)や、昼夜開講制度(昼の授業を夜間にも履修できる)をつくり、社会人のための学習機会を提供しています。

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卒業・進学について

平成18年、香川県内の高等学校卒業者の傾向

文部科学省が発行する「平成18年度学校基本調査結果」に、香川県の高校卒業者進学率の割合に関するデータが掲載されています。

「高等学校卒業後の進路については、昨年度比で大学(学部)への進学率が2.4ポイント、短期大学(本科)への進学率が0.5ポイント、専修学校(専門課程)への進学率が1.3ポイント低下している。 大学全入時代の到来とともに、将来の目標を見据えた進路の決定が、一段と重要になってきている。」

大学への編入学はできるの?

以下の2つの要件を満たす者は、大学に編入学することが可能となっています。

  1. 1.修業年限が2 年以上で、総授業時数が1,700時間以上の専門学校の修了者
  2. 2.高等学校卒業や高等学校卒業程度認定試験合格者など、大学入学資格を有する者

ただし、編入学できる年次や認定される単位数など、編入学に関することは各大学で定めています。 事前に、希望する大学の入試課へ問い合わせ、編入学に必要な手続きや書類等について調べておくことが必要です。
平成17年度は2,319名が大学に編入学し、学んでいます。

大学院への入学はできるの?(平成17年制度改正)

平成17年9月、学校教育法施行規則が改正され、専門学校のうち、以下の4つの要件を満たしたもので、文部科学大臣が指定した学科の修了者は、大学卒業者と同様に大学院入学資格が得られることとなりました。

  1. 1.授業年限が4年以上
  2. 2.総授業時数が3,400時間以上
  3. 3.体系的に教育課程が編成されていること
  4. 4.試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること

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